不倫慰謝料の相場

慰謝料の相場と決まり方

不倫の事実を突き止めて慰謝料を請求しても、多額の慰謝料が取れるとは限りません。このページでは慰謝料の金額がどのように決まるかや金額を上げるためにすべきことを説明します。

 

まず、慰謝料の相場は30万円〜500万と本当に幅広いです。実際には、100万円〜300万円の間で収まるケースがほとんどです。

 

 

慰謝料の金額の決まり方

 

慰謝料は、被害者の受けた損害の大きさと不倫行為のひどさ、証拠の力によって変わります。

 

例えば、不倫があっても家庭が破壊されなければ金額は低く、壊れると高くなります。家庭が壊れるというのは具体的にいうと別居したかどうかや、離婚をしたかどうかです。不倫をしたとしても、別居に至ってない場合は比較的損害は少ないと判断されてしまうのです。また、子どもがいるかどうかも重要です。同じ「不倫で離婚」でも子どもがいる場合といない場合では、離婚後の生活が大変だからです。

 

次に不倫行為の内容です。まず、不貞行為がない場合は慰謝料の請求は非常に難しくなります。2014年3月に大阪地裁で肉体関係なしの不倫について慰謝料44万円という判決が出てニュースになりました。逆にいうと、肉体関係なしで慰謝料を認めるのはそれぐらい珍しいということです。
慰謝料請求するのであれば、最低でも不貞行為があったと証明できる証拠を集めたいところです。また、できれば継続的に不貞行為があったと証明できた方がベターです。1回きりの不倫よりも継続性がある不倫の方が責任が重くなります。

 

不倫の慰謝料請求のような民事裁判は刑事裁判よりも厳格な証明は要求されていません。たとえば、実際に性交渉をしている写真がなくても、肉体関係があったんだろうなと推認させる証拠があれば、裁判所は「不貞行為があった」と事実認定してくれます。
しかし、証拠は強いに越したことはありません。きっと不倫行為があったんだろうなという証拠よりも、ほぼ間違いない証拠があったほうが慰謝料は高くなります。たとえばホテルや家を二人で出入りする写真や映像があれば強力です。

 

また、弁護士の腕によっても、もちろん慰謝料の金額はかわります。弁護士の腕が悪いと慰謝料の金額は低いし処理も遅いということになりかねないので、弁護士の選び方は重要です。

 

慰謝料の金額を上げるために

離婚をすれば、しないよりは慰謝料が取れるのは上記の通りですが、慰謝料を取るために離婚をすると決めるのは本末転倒です。離婚したいと思えばすれば良いし、したくなければ無理してする必要はありません。

 

もし、慰謝料の金額をあげようと思えばできることは、証拠をできるかぎり集めることです。まず、浮気現場の写真をおさえることは必須です。その他にもメールの文面や履歴を集められればベストです。難しければ夫に交際期間を自白させて、それを録音するのがおすすめです。もちろん、簡単には自白しないでしょうから、探偵に依頼して証拠を集めて突きつけると良いでしょう。

 

もし、認めなくても構いません。明白な証拠があるのに言い逃れをしようとすることは往生際が悪いとして裁判所の心証を悪くするからです。認めても認めなくてもあなたに有利になります。